お知らせ
小児科診療体制変更の経緯
~来年度より常勤小児科医が8名⇨5名に減少します。勤務医減少に伴う診療体制の維持にご理解とご協力をお願いします~
全国的に小児科医師の減少が著しいなか、当院では、これまで副院長を含め8名の 小児科医師を福岡大学小児科から派遣して頂き、小児医療体制を構築してきました。 しかしながら、昨年9月、当該大学より「医局員が大きく減少するため、 来年度からこれまで通りの医師派遣が困難になった」との連絡があり、 中津市および近隣自治体を含む広域的な小児科診療体制の維持が危機的状況な状況となりました。 この難局を乗り切るため様々な大学に相談をしましたが、小児科医師の絶対数が少なく新たな派遣は困難な状況でした。 そこで、大分県北の小児医療を守るという観点から大分県と協議を重ねた結果、最終的に大分大学小児科の協力を頂けるようになり、 5名の医師(当院副院長、大分大学派遣3名、県派遣自治医大卒1名)を確保できるようになりました。 小児科医の疲弊を招かないため、そして永続可能で安定した小児医療体制を提供するため、 平成29年4月から常勤医師は中津市民病院での診療に専念し、 夜間・休日の初期救急に対応する小児救急センターは応援医師による 診療体制(医師会、他大学、近隣病院など)とさせていただきます。 小児科医師の減少に伴う難局を何とか乗り切れましたが、常勤医師は従来の 8名から5名体制となります。赴任していただく小児科医に少しでも永く勤務していただくためにも、 市民一人一人が小児医療の現状に関心を持っていただき、かかりつけ医を持つことや、 診療時間内に受診するなどの適正受診を心がけ、小児科医の負担軽減につながるよう、ご理解とご協力をお願いします。 平成29年2月7日
中津市民病院院長 是永 大輔
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【重要なお知らせ】小児医療体制を変更します。