豊後高田市立図書館　がん関連情報コーナー関連講座が開催されました。

　当院は地域がん診療連携拠点病院として、地域の皆さまの健康的な生活の維持を目的とし、「がんの予防、早期発見、治療」に関する正しい知識やがん相談窓口の周知のため、豊後高田市立図書館にがん関連の冊子や本などを提供・特設コーナーを開設頂いています。

　平成29年9月9日（土)14時より豊後高田市立図書館集会室において、当院がんセンター長兼呼吸器外科部長福山康朗医師による「ここまで来た肺がん治療～歴史から最新治療まで~」と題した講演会を行ないました。豊後高田市近隣の方々25名の参加を頂きました。
　講演は福山医師の自己紹介から始まり、従来の治療の3本柱（手術・放射線・抗がん剤）に、新たに2本柱（分子標的治療薬、免疫療法）が加わり、5本柱となってきた経過、それぞれの治療の特徴などについてイラストや写真、データなどを使って説明がありました。皆さんも頷きながら熱心に聞かれていたのが印象的でした。講演終了後には福山医師やがん専門相談員（医療ソーシャルワーカー）へ個別相談もあり、関心の高さが伺えました。
　豊後高田市図書館では今回2回目（初回は是永院長による胃がんについての講演）の講座開催であり、今後も定期開催予定です。
　がん情報・健康情報コーナーは豊後高田市立図書館以外にも中津市立小幡記念図書館、宇佐市民図書館にも開設していただいており、国立がん研究センター発行の冊子など科学的な根拠に基づく情報・資料や啓発チラシ、当院がん相談支援センター窓口案内などを設置しております。皆様、是非ご活用ください。