公開日 2016年03月05日
平成28年3月5日土曜日、中津ファビオラ看護学校で「中津ファビオラ看護学校看護学科第19回生、准看護学科第21回生卒業式」が開催されました。
奥塚市長は「春の息吹が感じられる今日のよき日に、中津ファビオラ看護学校の看護学科第19回生、准看護学科第21回生の卒業式が、かくも盛大かつ厳粛に挙行されますことを心よりお慶び申し上げます。只今、めでたく卒業証書を手にされました皆様、ご卒業おめでとうございます。また、限りない愛情を注いでこられましたご家族の皆様におかれましても、喜びもひとしおのことと心よりお祝い申し上げます。卒業生の皆様は入学以来、勉学に励み、ファビオラの精神である「慈悲」と「思いやり」と「人間愛」を基本理念として、看護に必要な幅広い知識・技術の習得や、豊かな人間性を育んでこられたことと思います。この中津の地から、多くの看護師の皆様が巣立つことは大変嬉しいことでございます。今、中津市内の医療機関では多くの看護職員が働いておられますが、看護職員の確保と定着が大きな課題となっております。さらに、2025年には、75歳以上の人口は今の1.3倍以上になると予想され、患者は急性期、慢性期の病院・在宅医療へと進むようになります。今後は、医療・介護・予防・生活支援のサービスが地域で包括的に確保される地域包括ケアシステムの体制が必要となり、看護師の役割は、今以上に重大となってきます。このような事から、中津市としましても、看護師の養成のため、市民病院での看護実習の受け入れなど積極的に取り組んできたところでありますが、今後もこれまで以上に支援を行っていきたいと考えております。終わりになりますが、皆様方におかれましては、今後も勉学に励み、ファビオラの精神を胸に、誇りと信念を持って医療現場を支える看護師として長くご活躍されることを期待いたします。また、今日までご指導されてこられました医療関係機関並びに施設の先生方々のご熱意とご精励に改めて感謝と敬意を表しますとともに、今後とも地域医療を支える人材の育成になお一層のご尽力を賜りますよう心よりお願い申し上げ、私のお祝いの言葉といたします。本日は誠におめでとうございます。」とお祝いの言葉を述べました。