公開日 2018年09月03日
本日、ここに平成30年第3回定例市議会を開会し、提出しました諸議案のご審議をお願いするに先立ち、まず、予算関係議案の概要についてご説明申し上げます。
議第99号平成30年度中津市一般会計第3号補正予算につきましては、2億5,644万3千円の増額となり、補正後の予算総額は412億6,006万9千円となります。
補正予算の主な内容としましては、まず、西日本を中心として全国的に甚大な被害をもたらした「平成30年7月豪雨災害」は、中津市では、人的被害はなかったものの、山間部を中心に道路、河川、農地及び林地において大きな被害を受けました。土砂撤去等の応急復旧は予備費を充用して迅速に対応しており、今回、被災したインフラ等の本格的な復旧費を予算措置しております。
次に、4月に発生した耶馬溪町金吉地区山地崩壊災害による風評被害対策では、被災直後の6月補正において予算措置し、夏休みの誘客等を図った様々な取り組みを行っていますが、秋の本格的な観光シーズンに向けて更なる誘客を図るため、インターネット広告を実施するなど、拡充した取り組みを行います。また、被災者支援としましては、被災した農業者に対し、農業用機械の購入や農業用倉庫等の修理を支援する経費を予算措置しております。
防災対策としましては、6月に大阪府北部で発生した地震でのブロック塀倒壊による被害を教訓に、危険ブロック塀の除却・解体を支援する経費、がけ地崩壊等による自然災害のおそれの高い土地にある住宅の移転を支援する経費を予算措置しております。
子ども医療費に関しましては、小学校一年生から中学校三年生までの通院費も来年7月から助成することとし、その準備経費としてシステム改修等の予算措置をしております。
このほか、社会資本整備総合交付金等の国の補助事業について、本年度の交付決定に対応した予算措置をしております。
続きまして、議第100号中津市国民健康保険事業特別会計第1号補正予算から議第105号中津市後期高齢者医療特別会計第1号補正予算までにつきましては、平成29年度決算による繰越金及び精算金等を中心に予算措置しております。
次に、予算外議案のうち、主なものについて、その概要をご説明申し上げます。
議第106号中津市議会議員及び中津市長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の制定につきましては、公職選挙法の規定に基づき、中津市議会議員及び中津市長の選挙における選挙運動の公費負担を導入することにより、立候補しやすい環境整備を図り、有権者の政治への参加意識を高める一助とするため、条例を制定するものです。
議第113号中津市子ども医療費の助成に関する条例の一部改正につきましては、子ども医療費の通院費助成を中学生まで拡大することにより、その疾病の早期発見と治療を促進し、保護者の子育て支援に寄与するため、条例を一部改正するものです。
このほかにも、市条例の一部改正などを提出していますので、それぞれにつきましては、ご審議いただく折に詳しくご説明申し上げます。
なお、当日提出議案として、議第118号から議第121号の人権擁護委員の推薦につきましては、委員の任期満了に伴う新たな委員の候補者の推薦について意見を求めるものです。
議員各位におかれましては、何とぞ慎重にご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明を終わらせていただきます。