公開日 2019年04月13日
平成31年4月13日土曜日、中津市制施行90周年記念「中津市村上記念童心館」オープニング式典が行われました。
奥塚市長は、「今年は中津市制90周年であり、また村上巧兒さんの生誕140周年という記念すべき年であります。この年に村上記念童心館がオープンするということは我々にとってとても大きな出来事であり、嬉しいことであります。多くのみなさんのお力添えの元に実現をすることができました。まずはこの開館にあたり、本当に多くの方に感謝申し上げます。
さてこの村上記念童心館ですが、新しく建てるにあたり、多くの方々にご意見をお聞きしました。今、中津市は大分県内で最も出生率が高く、また若い人が中津に残る率が高いです。この中津で小さい時から、小学校、中学校、高校に至るまで、どのように過ごすか、またどのようなサービスが提供できるかが市の中でも大事にしているポイントの一つであります。そういう中で、この中津で子育てがしたくなるまち、あるいは子どもを産み育てやすいまち、そういうものに事業を展開しており、その一つとして村上記念童心館もあると思っています。中高校生にも使っていただける、そして居場所になるようなさまざまな工夫をしています。その一つが音楽スタジオであったり、その奥には大きな鏡のあるダンスルーム、手前にはランチルームがあって、ここで友達と語り合ったり、食事も持ちこめるようになっています。もちろん乳幼児から小学生も今まで通りに旧童心会館で行えていたことはできるようにプレイルームであったり、子育て支援センターとしての機能も持ち合わせています。大切なことはこれからであり、いかに利活用していただくかです。南部地域はもちろん市内全域からここに集まっていただきたいと思います。
もう一つ、中津にとって忘れてならないのは玖珠町との交流です。玖珠との繋がりは村上田長さんが郡長になられてから、そして中津市と玖珠町が日本遺産に一緒に選ばれたのはまさにそこがルーツです。今日は児童図書を寄贈していただけるということで心からお礼を申し上げます。
この施設は旧中津市の中心街に位置しております。またご近所のみなさん方にもこの村上記念童心館の運営についてご理解ご協力を賜りますことをお願いを申し上げたいと思います。
最後になりますが、今日ご臨席のみなさま方の益々のご健勝ご活躍、そして中津市のこれから次世代を支える子どもたちが健やかにそして元気にたくましく、福澤先生の独立自尊の精神で生き抜くことができるように心から祈念申し上げます。」とあいさつしました。