本日、中津市で初めて1名の方の新型コロナウイルスの感染が確認され、現在、県内の医療機関で入院調整中であります。
　まずは、一日も早い回復をお祈りいたします。

　県の発表によりますと今回感染が確認された方は、市内在住で、北九州市の専門学校に勤務する事務職員の20代女性です。4月8日に咳の症状があり、4月10日に発熱、その後、倦怠感や味覚、嗅覚障害の症状が出たため、4月13日にPCR検査を行って、陽性が確認されました。また、現在、大分県北部保健所により濃厚接触者や感染ルートの調査も行われておりますので、市民の皆様におかれましては、冷静な対応をお願いいたします。

　今回の感染確認を受けまして、12回目の新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開催し、今後更に市内で感染が拡大することがないよう、また、出来るだけ市民のみなさまに不安が生じないよう、以下のとおり、引き続き必要な対策を講じることを確認いたしました。

1. 市民のみなさまの不安を解消するため、専用回線による「中津市新型コロナ電話相談窓口」を早急に設置し、中津市医師会と連携して対応する。
2. 夜間でも相談対応が可能となるようにLINE株式会社が開発したAIによる自動応答システムの運用開始に着手する。
3. 市内の小中学校については、明日より5月6日まで休業とする。

　市民の皆様には、全国的に感染が拡大している状況を踏まえ、こまめな手洗いや咳エチケット等の感染予防の取組と合わせまして、感染拡大を防ぐための3つの密（換気の悪い密閉空間、人が密集する場所、近距離での会話などの密接な場面）を避ける行動を改めて、徹底していただきますようご理解とご協力をお願いいたします。

令和2年4月13日

中津市長　奥塚 正典