新型コロナウイルス感染症に関する市長報告

公開日 2020年04月30日

 今般の新型コロナウイルス感染症に関し、現在の状況と市の取り組みをご報告し、議場を通じて市民の皆様へお願いをさせていただきます。

 今、新型コロナウイルス感染が世界中に広がっており、大きな影響を与えています。
中津市では、4月29日現在、7名の新型コロナウイルス感染症患者が確認されております。改めまして、お見舞い申し上げますとともに一日も早い回復を願っております。

 市におきましては、国内で感染者が確認された1月29日から、新型インフルエンザ等対策行動計画に基づき、調整会議を開催し、新型コロナウイルス感染症に関する情報収集を開始し、感染予防、感染拡大防止に努めてまいりました。

 その後、大分県が対策本部を2月25日に設置し、中津市も2月26日に新型コロナウイルスの感染症対策本部を設置し、緊急性の高いものについては、予備費などを活用しながら、医療、市民生活、経済面での対策を講じてまいりました。

 具体的に申し上げますと、小中学校の臨時休業、放課後児童クラブの拡大、公共施設の休館、中小企業の資金繰り支援、中津市医師会と連携した緊急臨時電話相談窓口の開設、災害用備蓄マスク等の提供、各種支援制度の広報・周知であります。わたくしも、市民向けに録画メッセージを送り、ホームページやケーブルテレビで直接ご協力をお願いしました。また、市役所においても市民生活に影響を及ぼすことがないように新型コロナウイルス感染症対応業務継続計画(BCP)を策定しました。職員はマスクを着用し、毎日検温の上、勤務し、接客窓口に飛沫感染を予防する透明シートを設置するなどの工夫も行ってきました。

 新型コロナウイルスは、都市圏を中心に全国的に感染拡大がみられ、市民生活や経済活動に大きな影響を及ぼしております。専門家によりますと長期化するとも言われています。
 そこで、中津市におきましては、市民の皆様が抱える様々な不安を少しでも早く解消するため、今回、補正予算を編成し対処することとしました。後ほど提案させて頂きます。今後も、コロナウイルスの感染状況、国や県の情勢を踏まえながら、医療、市民生活、経済対策面でしっかり対応し、スピード感をもってそれぞれの施策を実行してまいります。

 その上で、市民の皆様に改めてお願いがあります。
大分県は、4月16日に国が発令した緊急事態宣言の対象区域となりました。 既に、パチンコ店などの遊技場の休業要請や、大型連休に向けて県をまたいだ不要不急の旅行や帰省などの自粛を県民にお願いしています。
 そこで、これまでもお願いしておりますとおり、密閉した空間、密集する場所、密接な場面の3つの密を避け、不要不急の外出や県境を越える移動を極力自粛して下さい。

 また、新型コロナウイルスに感染して苦しんでいる方や不安と戦いながら医療の最前線で一生懸命がんばっている関係者の思いを理解し、温かい応援をお願いします。

 なお、今後の小中学校の臨時休業については、全国の感染拡大の状況等から市においても延長することとし、後ほど教育長から報告いたします。

 コロナウイルス封じ込めは先の見えない厳しい状況です。平穏な元気のある日常に戻さなければなりません。議員の皆様も同じ思いだと思います。議員各位のご理解とご協力をよろしくお願いします。

 市民一丸となってこの苦難を乗り越えましょう。

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