本日、ここに令和2年第3回定例市議会を開会し、提出しました諸議案のご審議をお願いするに先立ち、まず、予算関係議案の概要についてご説明申し上げます。

　議第100号令和2年度中津市一般会計第5号補正予算につきましては、5億9,655万4千円の増額となり、補正後の予算総額は534億9,597万5千円となります。
　補正予算の主な内容としましては、まず、熊本県をはじめ大分県西部地域においても大きな被害をもたらした「令和2年7月豪雨」による災害につきまして、土砂撤去等の応急復旧は予備費を充用して迅速に対応しており、今回、被災した農地、河川、林道、市道等の本格的な復旧費を予算措置しております。
　次に、企業誘致の推進について、依然として旺盛な企業の進出意欲を受け、新たな工業用地を早期に確保するため、大新田北工業団地の市道整備について、大分県土地開発公社へ委託する経費を計上しております。
　次に、社会資本整備総合交付金等の国の補助事業について、本年度の交付決定に対応した事業費の増減や財源の調整など、所要の措置をしております。
　このほか、今年度事業の執行見込みに伴う増減や、各会計の令和元年度決算の確定に基く予算措置をそれぞれ行っております。

　次に、予算外議案のうち主なものについて、その概要をご説明申し上げます。

　議第109号中津市新型コロナウイルス感染症対策基金条例の制定につきましては、新型コロナウイルス感染症の対策として利子補給事業等に要する経費に充てる財源を確保するため、条例を制定するものです。

　議第114号中津市企業立地促進条例の一部改正につきましては、コロナ禍を契機とした地方分散や国内回帰といった社会変化を好機と捉え、さらなる雇用機会の拡大を図るため、条例を一部改正するものです。

　なお、当日提出議案として、議第124号中津市固定資産評価審査委員会委員の選任についての人事案件を提出しております。

　このほかにも、市条例の一部改正などを提出していますので、それぞれにつきましては、ご審議いただく折に詳しくご説明申し上げます。

　議員各位におかれましては、何とぞ慎重にご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明を終わらせていただきます。