本日、ここに令和2年第4回定例市議会を開会し、提出しました諸議案のご審議をお願いするに先立ち、まず、予算関係議案の概要についてご説明申し上げます。

　議第127号令和2年度中津市一般会計第6号補正予算につきましては、1億2,927万5千円の増額となり、補正後の予算総額は536億2,525万円となります。
　補正予算の主な内容としましては、まず、新型コロナウイルス対策としまして、コロナ流行下における避難所の環境改善のため、空調や無線LAN環境等を整備する経費を計上したほか、小中学校における感染症予防のため、カーペット張りである床の張替えや手洗い場の増設にかかる経費を計上しています。
　また、医療機関に対する新たな支援として、新型コロナウイルスの検査を行う医療機関に対し、医療従事者にかかる休業補償保険料の一部を助成します。
　次に、「環境共生都市なかつ」の推進に関しまして、廃棄物減量等推進審議会の審議を踏まえ、来年7月から容器包装プラスチックの分別収集を新たに開始するため、市民への啓発に必要な経費を計上したほか、次年度からの分別区分の追加及び資源ごみの収集回数の増加を加味した収集運搬業務契約にかかる債務負担行為を計上しています。
　このほか、人件費、扶助費、公債費の義務的経費につきましては、今年度の実績見込みに応じた補正を行っております。

　次に、予算外議案のうち主なものについて、その概要をご説明申し上げます。

　議第136号中津市営急傾斜地崩壊対策事業分担金徴収条例の一部改正につきましては、受益者から徴収する分担金の額を改定し、事業の促進を図るため条例を一部改正するものです。

　なお、当日提出議案として、中津市固定資産評価審査委員会委員の選任について、中津市公平委員会委員の選任についての人事案件をそれぞれ提出しております。

　このほかにも、市条例の一部改正案などを提出していますので、それぞれにつきましては、ご審議いただく折に詳しくご説明申し上げます。

　議員各位におかれましては、何とぞ慎重にご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明を終わらせていただきます。