公開日 2021年04月11日
平成30年4月11日未明に発生いたしました、中津市耶馬溪町金吉地区山地崩壊災害から3年を迎えました。
この災害で受けた辛い経験を教訓とし、市民のみなさんとご一緒に更なる防災、減災意識の向上を図るため、市では災害発生から1年となる平成31年より、この日を「4.11 中津市の防災を考える日」と定めました。
被災地では、大分県による災害復旧工事が令和2年3月末までに完了し、現地には、工事関係者と地元住民によりまして慰霊碑が建立されました。
この慰霊碑につきましては、国土地理院の自然災害伝承碑として登録申請を行いまして、本年3月29日より地理院地図上で公開されております。
そこで発災当日となる本日、私を含めた市関係者で現地に赴き、この慰霊碑の前で、犠牲となられました6名の方々、災害復旧工事の不慮の事故により亡くなられた1名の方に、改めまして心よりご冥福をお祈りし、この災害を風化させることがないように改めて決意を新たにしたところです。
この度、3度目の「4.11 中津市の防災を考える日」を迎え、市の防災、減災対策のさらなる強化に向けて、今年度は、市幹部職員、防災士協議会の方を対象として、防災研修会を明日の午後に開催する予定としております。
現在、被災地周辺でも土砂災害の危険箇所調査が行われ、危険度の高い箇所については、対策工事の検討が行われていることから、市としましても引き続き国や県と連携した対策が重要と考えております。
今後も、ハード、ソフトの両面から対策を講じ、これまで以上に市をあげて自助・共助・公助の連携を強め、災害に強い、市民が安全・安心に暮らせるまちづくりに取り組んでまいります。
令和3年4月11日
大分県中津市長 奥塚 正典