令和4年市長新春あいさつ

公開日 2022年01月01日

 明けましておめでとうございます。
 皆様には、ご家族おそろいでお健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。また、旧年中は市政へのご理解とご協力を賜り厚く御礼申し上げます。

 昨年は全国的に新型コロナウイルスの変異株が猛威を振るい、市内でも8月だけで400人の陽性者が確認されました。ワクチンの追加接種などの感染拡大防止と地域経済の再活性化の両輪で、引き続き医療機関や経済団体などと連携して、ポストコロナに向けて「安心・元気・未来づくり」を進めます。

 一方で、コロナ禍を契機にデジタル技術の活用が加速しました。市では令和3年度を「デジタル元年」と位置づけ、手続きに必要だった1,400件以上の押印を廃止し、一部はオンラインでできるようにしました。時代の流れをしっかりつかんで、人口減少など地方の直面する課題に積極的に取り組み、市民サービス向上に努めます。

 激甚化・頻発化する災害にも対応していかなければなりません。市内でも毎年のように被害が生じています。減災のためのインフラ整備を着実に進めるとともに、日常の災害への備えや非常時の素早い行動を呼び掛けます。

 地域経済の活性化や災害時のう回路、緊急時の搬送時間短縮などが期待される、地域高規格道路中津日田道路の建設が進んでいます。昨年3月には耶馬溪町大島から山国町守実までの間が新規事業として採択され、中津市から日田市までのほぼ全てが整備区間になりました。一日も早い全線開通に向け、今後も国や県に働きかけます。

 ポストコロナは、元の日常を取り戻すだけでなく、新しい価値を加えた社会づくりが求められます。未だ先行き不透明な状況ですが、先端技術や民間活力などを取りこみ、市民の皆様と一緒に力を結集し「暮らし満足ナンバーワンのまち」の実現をめざします。

 結びに、皆様のご健康とご多幸をお祈りして、年頭のごあいさつといたします。