コロナとの共生（ウィズコロナ）には、感染防止と経済再活性化の両方を達成しなければなりません。地域経済の再活性化をはかる事業の一つが「プレミアム商品券」の発行です。
　商品券のねらいは、市民の皆様に購入いただいて、飲食や買い物などしていただき、落ち込んだ地域経済の消費を増やして、中津市を元気にしようとするものです。これまで4度にわたり発行してきました。総額約45億3千万円となり、地域経済に大きな需要効果を生んでいます。
　第4弾の商品券は、前回同様、30％のプレミアム付きです。1万円で購入した商品券で、1万3000円分の飲食や買い物などができます。割増し分3000円は、中津市が県とともに予算化し用意しました。利用期間は9月から12月末まで、市内1000を超える店舗で使えます。販売額は約14億4千万円で、これだけの額が4か月の間に中津市で消費されます。また、今回の商品券は、希望される市民の方全員に購入いただくことができました。その意味で多くの皆さんの参加と支え合いがこの事業を成り立たせ、皆さんに効果を還元させ、物価高騰対策にもなります。
　先日、飲食店の皆様からコロナ禍で客足が遠のいている状況をお聞きしました。商品券の販売など事務を担っていただいた商工会議所や商工会からも、飲食店の利用が敬遠されているとのお話がありました。この商品券は、もちろん飲食店や観光業でも使えます。私も使っています。どうぞ皆様もご利用ください。
　中津市では、2年半前、「コロナに負けるな　なかつ励まし・支えあい宣言」を行いました。年明けには第5弾の「プレミアム商品券」も用意します。
　宣言にあるごとく、苦しい時こそお互いが助け合い、この難を乗り切ろうではありませんか。

（市報なかつ令和4年10月1日号掲載）