公開日 2023年06月07日
日豊本線の特急電車、上下線とも中津駅に近づくと「福澤諭吉のふるさと中津。福澤記念館にお越しの方は、当駅でお降りください」とアナウンスが流れます。
到着すると、駅の南北入口、改札口、ホームなどあちこちに福澤先生のラッピングやのぼり旗が見られます。改札口の正面には「福澤諭吉のふるさと中津へまたきちょくれ」の文字入りで中津の名所が階段ごとのつなぎ絵で描かれています。その先のショーケースには福澤コーナーもあります。
この度、駅南口のサンリブの建物に、巨大な「福澤先生の肖像看板」がお目見えしました。駅の入り口はもちろん、ホームや電車の中からもよく見えます。福澤先生が中津の人だと一目でわかります。看板はQRコード付き、駅からでもスマホで読み取ると「不滅の福澤プロジェクト」のホームページにつながります。
駅北口には、以前から福澤先生の銅像が立ち、昨年中津商工会議所の青年部が設置した「学問のすゝめ」の記念碑もあります。若者のアイデアでハート形にくり抜いた部分を下から覗くと先生の銅像の顔が見えるアングルになり、記念撮影には格好の場所です。また、その先の歩道には、福澤旧居デザインのマンホール蓋。このように駅や駅周辺は先生の紹介がいっぱいです。
中津の歴史的町並みに詳しい、慶應義塾大学山内慶太教授の協力を得て、城下町中津のまち歩きマップを作製中です。教授いわく「中津は江戸時代の通りがそのまま現存。諭吉の様々なエピソードの情景を想像したり、黒田官兵衛など多様な歴史の面から興味を膨らませながら回遊の愉しい町にできる」。空き家などを利用したお店や休憩場所も生まれてきており、中津駅からの散策はまだまだ魅力を増します。そうそう昨夜見た夢、駅名が「不滅の福澤中津駅」だったかな。
- 福澤先生の肖像看板
(市報なかつ令和5年6月15日号掲載)