本日、ここに令和5年第3回定例市議会を開会し、提出しました諸議案の審議をお願いするに先立ち、まず、予算関係議案の概要についてご説明申し上げます。

　議第100号　令和5年度中津市一般会計第4号補正予算につきましては、31億1,019万3千円の増額となり、補正後の予算総額は492億7,114万4千円となります。

　まず、令和5年7月豪雨災害復旧につきまして、災害復旧費総額は、現時点において、34億3,372万3千円を見込んでおります。そのうち、市民生活への影響を考慮し、早期復旧が必要なものは、発生直後から予備費を活用し速やかに対応しております。また、補助災害に要する経費は、地方自治法第179条第1項の規定により、7月28日付けで専決処分を行い対応しており、今回、報告第24号として提出しております。以上の対応分を除いた本復旧工事費など、26億2,663万3千円を今回の補正予算にて計上しております。

　次に、こども・子育て支援策として、中学生までを対象に行っている子ども医療費の助成について、令和6年4月より18歳まで拡充することとし、その準備経費を予算計上しております。
　加えて、予防医療の更なる推進を図るため、中学生までを対象に行っているインフルエンザ予防接種費用の助成を18歳まで拡充し、本年10月より開始します。

　そのほか、令和6年度に実施する福岡・大分デスティネーションキャンペーンに向けた観光案内板の設置、会計年度任用職員の期末手当の支給率増加に伴う予算を計上しております。

　続きまして、議第101号　令和5年度中津市国民健康保険事業特別会計第1号補正予算から議第103号　令和5年度中津市後期高齢者医療特別会計第1号補正予算までの特別会計につきましては、令和4年度決算の確定にもとづく予算措置などをそれぞれ行っております。

　議第104号　令和5年度中津市水道事業会計第1号補正予算につきましては、7月豪雨により被害を受けた槻木地区の旧簡易水道施設等の復旧に係る経費を計上しております。

　議第105号　令和5年度中津市下水道事業会計第1号補正予算につきましては、米山雨水ポンプ場及び中津終末処理場に係る債務負担行為の追加及び変更を計上しております。

　そのほか、議第106号から議第109号までは、中津市火災予防条例の一部改正など予算外諸議案を提出しております。
また、当日提出議案として、中津市固定資産評価審査委員会委員の選任について提出しております。

　議員各位におかれましては、何とぞ慎重にご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。