この夏、中津市でユニークなキャンプが行われました。その名は「クリエイティブ　キャンプ　2023　イン　ナカツ（正式には英字で表記）」。中津市がソフトバンクと連携し、グーグルの協力を得て、高校生がパソコン、スマートフォンなどを使い、中津のPR動画を作る3日間のワークショップです。ソフトバンクの人材育成事業で、中津市が全国で初の開催です。
　申し込みのあった約70名の高校生が、学校を超えた15の混成チームを作ります。1日目は、動画編集用ソフトの使い方や撮影方法、編集技術、PRのねらいとポイントなどを、ソフトバンクのスタッフや人気のユーチューバーから学びます。2日目はフィールドワーク、中津の魅力を求めて現場に出て、各自がスマートフォンで動画素材を撮影し、グループごとに動画を編集します。そして3日目、いよいよ参加者や聴衆の前でグループごとにプレゼンテーションです。テーマとねらい、動画のでき上がり、発表技術、ぐっとくる説得力などが審査されます。
　デジタルに慣れ親しんだ高校生たち、仲間と一緒に目を輝かせ取り組む姿は清新で頼もしい。作品は、中津の魅力の切り口が多様かつ新鮮で、短期間のうちに撮影・編集技術を身につけ、どれも工夫を凝らし素晴らしい出来栄えでした。最優秀2チームは東京に招待され、ソフトバンク本社のオフィスツアーと東京観光を楽しみました。キャンプ参加者の誰もが貴重な体験と喜んでくれました。作品は中津の魅力PRに使わせていただきますよ。
　このキャンプ、ソフトバンクなどで働く中津市出身の方が、「不滅の福澤プロジェクト」に賛同くださり、その協力で実現しました。「福澤先生、そして中津愛で応援してくれた皆さん、ありがとうございます。」

（市報なかつ令和5年10月1日号掲載）