明けましておめでとうございます。
　皆様には、健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。また、旧年中は市政にご理解とご協力を賜り厚く御礼申し上げます。
　私たちを取り巻く環境は、不安定な世界情勢やこれを背景とした物価高騰、気候変動の影響による災害の激甚化・頻発化など、先行きが不透明な状況にあります。
　このような状況下でも、長期的かつ安定的な市政運営の視点に立ち、「暮らし満足No.1のまち」の実現をめざして政策を進めます。
　水害や土砂災害、地震など「災害は起こる」ことを前提に、ハードとソフト両面の環境整備、自助・共助・公助がバランスよく機能する防災に取り組みます。
　昨年、中津の学びの土壌の豊かさや福澤精神をまちづくりに活かす「学びの里なかつ推進宣言条例」を制定しました。暮らしの中に学びを取り入れ、幅広い世代に学びや活躍の場を創出し、ひととまちがともに発展する「学びの里なかつ」を推進します。
　デジタル技術を活用した利便性向上や業務効率化もさらに進めます。デジタルに慣れていない層にも体験できる機会を創出し、いつでも・だれでも・どこでも利用できる住民サービスの拡充に取り組みます。
　課題は山積していますが、国、県、企業、大学などあらゆる主体と連携し、暮らしの質の向上を実感できるまちづくりに努めます。
　結びに、皆様のご健康とご多幸をお祈りして、年頭のごあいさつといたします。