市外の人は中津をどう見ているのでしょうか。福澤克雄さんが監督・演出した大ヒットテレビドラマ「VIVANT」に出演した俳優富栄ドラムさん、昨年初めて中津に来てトークショーの冒頭、この質問に答えました。「大都会でもなければ田舎でもないちょうどよいまち。そして食べ物はみんなおいしい。」とドラマでは聞けなかった肉声で語りました。言い得て妙、地方都市のヒントになるコメントです。
　自分が住んで生活している所は、往々にして、その良さも悪さも気がつきにくいものです。東京の中津市人会、関東や福岡の中津の各高校同窓会などに参加し中津の近況を伝えると、中津を離れた人達の故郷への様々な思いが聞けます。
　そんな中に東京近辺に住み中津祇園には必ず帰省するという中津大好き人間とその仲間達の集まりがあります。仕事は多種多様ですが、常に故郷中津を誇りに思い何かできることがないかと気にかけてくれる頼もしい若者達です。自分が過ごした中津時代を思い起こし「不滅の福澤プロジェクト」にも積極的に協力、知恵を出し中津を情報発信し応援してくれます。実は中津の高校生がスマホを活用し中津の紹介動画を作成したイベント「クリエイティブキャンプ」も、またタレントの中山秀征さんが中津の城下や競秀峰を紹介したテレビ番組「楽しく1万歩！街道びより」も、この中津仲間の持つネットワークが力を発揮し実現しました。
　さらに福澤先生が登場する本を出す、中津をイメージした小説を書くなど、アイデア豊か明るく行動力抜群です。自然体ながら次の中津応援計画を練っているようで、今度は何をやってくれるか楽しみです。
　『中津を輝かせる会別班』を名乗る皆さんの力強い応援、中津愛は東京でも燃えています。感謝！

（市報なかつ令和7年1月号掲載）