公開日 2011年10月01日
更新日 2022年12月27日
中津市歴史博物館 分館
「医は仁ならずの術 務めて仁をなさんと欲す」
この言葉は、宝暦8年(1758)初代大江玄仙以来、代々中津藩の御典医を勤めた大江医家に伝えられた言葉です。
大江医家史料館は、この大江医家の旧宅と史料を中心に、中津の医学・蘭学の流れがわかる史料館として開設されています。有名な『解体新書』をはじめ豊富な蘭学・医学関係史料を、常時展示しています。
中津市が所管する2つの医家史料館は、医学・蘭学史の関係では日本有数の施設と認知されるようになりました。
大江医家史料館では、「解体新書」の刊行など、オランダ語の医学書の翻訳から始まる蘭学者の誕生、中津における種痘の実施に関する資料、心臓拍動の謎を解明した田原淳博士などの資料を展示しています。また、大江医家第5代の大江雲澤が華岡流医学を学んだのち、薬草を栽培して薬湯療法を行っていたことにちなみ、敷地内に薬草園を設置しています。華岡青洲が世界初の全身麻酔に用いた薬草「マンダラゲ」をはじめ、1年中珍しい薬草を見学することができます。
- 大江医家史料館
大江医家史料館
開館時間
9時から17時まで(入館は16時30分まで)
休館日
毎週月曜日(祝祭の場合は翌日)、年末年始(12月29日から1月3日まで)
連絡先
電話0979-22-0049
大江医家史料館 入館料
※令和元年10月1日から障がい者と介護者(主たる介護者一人)が利用する場合、障害者手帳の提示により、その料金が全額免除になりました。
個人料金
大人210円、大学生・高校生100円、中学生以下無料
団体料金(30名以上)
大人120円、大学生・高校生60円、中学生以下無料
薬草園 入園料
無料
村上・大江医家史料館両館共通入館料
個人料金
大人300円、大学生・高校生150円
団体料金(30名以上)
大人200円、大学生・高校生100円
「中津城・福澤諭吉旧居福澤記念館共通観覧券」、「中津城・福澤諭吉旧居・中津市歴史博物館共通観覧券」利用の場合
大人100円、大学生・高校生50円、中学生以下無料
地図
大江医家史料館
お問い合わせ
歴史博物館
住所:〒871-0057 大分県中津市1290番地(三ノ丁)
TEL:0979-23-8615