公開日 2014年04月24日
更新日 2020年08月27日
中津市では道路を子どもに見立て、希望する市民のみなさんが里親となり、一定区画の清掃や美化活動を行うアダプトプログラム制度を推進しています。あなたも中津市の道路などの里親になってみませんか。
アダプトプログラムって?
1985年にアメリカのテキサス州が導入した制度です。
日本では、平成11年に徳島県の神山町から始まり、現在では全国各地で活動が繰り広げられています。
アダプト(adopt)とは養子という意味で、市民や企業・団体などが道路など「公共施設(区域)の里親」になり、団体名の書かれたアダプトサインを設置し、引き受けた施設(区域)のお世話(清掃や環境美化活動)を担ってもらい、行政はその支援を行うというものです。
中津市においては、平成17年から環境美化活動に意欲のあるさまざまな人々が市道や公園などにおける美化活動(清掃・草取り・花壇の管理など)や施設や区域に異常を発見した際の通報などを行っています。
市道の事例
中津市では、計13団体が市道において活動を行っています。
平成24年度における活動の例を挙げると、「株式会社 九州機設 環境整備委員会」では、年間96回にわたりゴミ拾いや花の手入れを行っています。また、「片端町老人会倖会」では、年間14回にわたりゴミ拾いや花の手入れを行っています。
このように各団体は自分たちのできる範囲で活動を行っています。
みんなのメリット
住民団体がアダプトプログラムに参加することは、無理のない活動を通じて、社会貢献を行い、さらには参加している人たち相互の連携につながり、地域への愛着を深めることになります。
また、企業がアダプトプログラムに参加することは、社会貢献だけでなく、企業の社会的責任を果たすことによる、よりよい企業イメージづくりにもつながります。
そして、市民全体にとって美しい環境を享受できるだけでなく、活動する団体が地域にあることにより地域力も向上します。
中津市からのサポート
アダプトプログラム参加団体へ、中津市から活動に必要とされる花苗やごみ袋などの提供を行います。さらには、活動中の事故やけがなどに備える「ボランティア活動保険」に、中津市が加入します。
スタートに向けて
清掃・美化活動を行いたい個人や家族、団体、企業などは、次の流れで活動を始めることができます。
- 清掃・美化活動を行おうとする活動区域、期間、作業頻度、参加者数などを決めてください。活動区域や活動内容については、市道の担当課である道路課にご相談ください。
- 市の担当課に「里親届出書[PDF:61KB]」を提出し、参加をお申込みください。
- 「里親届書」に基づき、市と役割分担を明確にした合意書を取り交わします。
- 市による活動の支援として、活動に必要な道具などの支給・貸与のほか、「ボランティア活動保険」への加入、「アダプトサインの設置」を行います。
詳しくは実施要項[PDF:13KB]をご覧ください。
- 五領ハイツシニアクラブによる植栽活動
- 新博多町北商店街も花いっぱい
- 道具支給の様子
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