『八面山縁起』によると、和与石は「大宝元年（701年）に八幡大菩薩が唐の国から帰り、英彦山にいた僧・法連と宝珠の授受について争ったのち、この地で和与（和解）したときに御座した巨石」となっており石体の大神であるといわれています。
八面山の巨石群の中でも強いパワーを感じれる場所で、ここからの景色を一緒に眺めた二人の絆は強く結ばれると伝えられています。

伝説1　出世が出来る！？
武運の神、八幡大菩薩と法蓮が如意宝珠（願い事が叶う珠）をめぐって争い、和与（和解）したとされる場所。
八幡大菩薩は和与石に腰かけ『この珠をくれるなら、あなたが宇佐に来たときには神宮寺の長官として迎えよう』と言い、法蓮は長官職ならっち思ったのか、納得したっちよ。

箭山紀行第5号[PDF：799KB]

伝説2　絆が深まる！？
箭山の神と十文字の神は仲が良かったっち。ある時、和与石に二人で座って話をしよったら一緒に持っている石と湯を分けようか、ちゅう事になった。石と湯をそれぞれで持つようになってから、二人はますます仲良くなったっち。

さんこう昔話文庫第2話[PDF：86KB]