中津市では、平成28年4月1日より、地域包括支援センターに「高齢者相談支援センター」という愛称を設定いたしました。高齢者の保健・福祉にかかる心配ごとを相談支援する場所ということを伝えるため、この愛称を使っていきます。

　高齢者相談支援センター（地域包括支援センター）とは市区町村や介護、医療、福祉などの関係機関と協力して、地域のみなさんの健康、生活、財産、権利などを守るために置かれている機関で、どなたでも利用できます。
　地域に住むみなさんからのさまざまな相談や悩みを聞いたり、地域で活躍するケアマネジャーを助けたりしながら、安心できる地域、暮らしやすい地域をつくります。
　高齢者相談支援センターでは、主任ケアマネジャー、社会福祉士、保健師等が中心となって高齢者の支援を行います。3人はそれぞれ専門分野をもっていますが、専門分野の仕事だけを行うのではなく、互いに連携をとりながら「チーム」として総合的に高齢者を支えます。

高齢者相談支援センターで受け付けている悩みや相談

介護のこと

介護保険を利用したいのですが、どうすればいいですか？

　まず市区町村への申請が必要です。本人または家族が申請に行けないなどの場合には、高齢者相談支援センターが手続きを代行することもできます。

要支援と認定されたのですが、その後はどうすればいいですか？

　介護保険のサービスを利用するための計画（介護予防ケアプラン）または、総合事業のサービスを利用するための計画（ケアプラン）をたてますので、ご連絡ください。

家族のこと

母の介護をしていますが、つい声を荒らげてしまいます。

　介護する人の負担やストレスを軽減するためのサービスを紹介したり、情報提供をします。

離れて住んでいるひとり暮らしの父が心配なのですが、なかなか様子を見に行けません。

　市区町村の独自サービスとして、定期的にひとり暮らしの高齢者を訪問したり、電話での安否確認、配食サービスなどがある場合がありますので、お問い合わせください。

健康のこと

最近足腰が弱くなり、寝たきりへの不安があります。

　市区町村が行う介護予防の取り組み（介護予防事業）が利用できます。高齢者相談支援センターでは、さまざまな取り組みを紹介しています。

ひとり暮らしで持病もあり、急に具合が悪くなったら…と不安です。

　市区町村の独自サービスとして、緊急通報装置の貸し出しなどを紹介します。また、老人クラブやサークルなどの集まりに参加することで、近所の人との交流もうまれ、孤立を防ぐこともできます。

近所の高齢者のこと

最近顔を見かけなくなった高齢者がいますが、ひとり暮らしなので心配です

　高齢者相談支援センターにご連絡ください。高齢者を訪問して様子を確認し、必要な場合は関係機関と連携して解決に努めます。

近所の高齢者が虐待されているようなのですが、どうしたらいいですか？

　虐待を発見したときや、虐待があると思われるときは、高齢者相談支援センターに通報してください。早期に発見し、第三者が介入することで、虐待の深刻化を防ぐことができます。

お金や財産管理のこと

最近物忘れがひどく、お金の管理に自信がなくなってきました。頼れる身内もいません。

　判断能力が衰えた場合に備えて、「成年後見制度」を利用して後見人を選んでおくことができます。高齢者相談支援センターでは、成年後見制度の利用を支援しています。

振り込め詐欺の被害にあってしまいました。

　おかしいなと思ったときや被害にあってしまったときは、ご相談ください。消費生活センターや行政などと協力して問題解決に向けてお手伝いします。

高齢者相談支援センターに行けないときは

　体調が悪かったり、家族の介護で高齢者相談支援センターへ行けないなどの場合は、高齢者相談支援センターの職員が訪問することもできますので、お気軽にご連絡ください。

　このほかにも、高齢者に関する相談や悩みを受け付けます！
　お近くの高齢者相談支援センターへ

問い合わせ先

介護長寿課　介護予防係　電話0979-62-9805