公開日 2020年03月19日
更新日 2024年03月29日
毎月19日は「食育の日」です。食育は、子どもから大人まで生涯にわたって必要です。
今年度は、年代に応じた食生活のポイントやレシピを紹介します。家族や仲間と食卓を囲み、食べることの楽しさや大切さを考えてみましょう。
蛤のお吸い物(ひな祭り)
中津市には地域や行事ごとの食文化が伝わっています。しかし、20代30代の方を対象に調査をしたところ、郷土料理や行事食を知っている人の割合は、59.4%(平成22年調査)から39.6%(平成27年調査)と減少しています。
「行事食」には食べる人の健康や幸せを願う文化的な意味や健康に即した実質的な意味があります。行事食を知ることで、自然の恵みに感謝し、地域の食文化を大切にする心を育みましょう。
今月は、3月の行事であるひな祭り(桃の節句)にちなんだ行事食「蛤のお吸い物」を紹介します。
蛤は2枚の貝がぴったり合い、対になっているため、他の貝殻とは絶対に合いません。このことから、相性のよい相手と結婚し、一生仲良く暮らせるようにという意味で食されています。
蛤のお吸い物のレシピ
材料(4人分)
はまぐり8個(大きい蛤は1人1個)、水4カップ(800ミリリットル)、だし昆布2枚、酒大さじ4、薄口しょうゆ小さじ1、三つ葉2本(4グラム)
作り方
- 蛤は砂抜きしておく。(水200ミリリットルに、塩小さじ1の割合の塩水)
- 殻同士をこすり合わせて洗い、ザルに上げる。
- 鍋に水、昆布、酒、蛤を入れて強火にかける。
- 沸騰直前で昆布を取り出す。
- 貝の口が開いたら、アクを取って薄口しょうゆで味をととのえる。(口が開いた蛤は、身が固くならないように取り出す)
- 椀に注ぎ入れ、刻んだ三つ葉を散らす。
1杯分の栄養量
エネルギー29キロカロリー、たんぱく質1.8グラム、脂質0.1グラム、炭水化物2.5グラム、塩分1.0グラム
ポイント
砂抜きは、塩水に蛤が7割程度つかるようにし、2~3時間冷暗所に置くとよいです。
また近年は、砂抜きされたものや真空パックで予め調理されたものなども店頭で販売されていますので上手に活用しましょう。
使用する蛤によって塩分が異なるため、味見して塩加減を調整しましょう。
今回のレシピは、地域で「食」を通じた健康づくりをすすめるボランティア活動を行う"食生活改善推進員”を養成する教室「保健栄養教室」の令和元年度修了生が考案したレシピの1品です。
(保健栄養教室は毎年行っています。詳細は4月15日号の市報でお知らせの予定です。)
- 「なかつ食育指針」を実践して毎日の食生活を楽しく送りましょう
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