公開日 2025年05月21日
熱中症は、例年、梅雨入り前の5月頃から発生し、気温の上昇とともに救急要請が増加します。中津市では令和6年5月~9月の間に162名の救急搬送がありました。熱中症は、適切な予防・対処を行えば、防ぐことができます。熱中症を知って、しっかり予防しましょう。
熱中症とは
熱中症とは、体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体温の調整機能がうまく働かないことにより、体内に熱がたまり、大量の発汗や筋肉痛、さらには吐き気などの症状が現れる状態のことをいいます。重症になると意識障害が起こります。
こんな日は熱中症に注意!
気温が高い、日差しが強い、湿度が高い、風が弱い、照り返しが強い、急に気温が上がった日は注意が必要です。
熱中症の予防ポイントは?
- 体調を整える
睡眠不足や風邪気味など、体調の悪いときは炎天下での外出や運動は控えましょう。 - 暑さを避ける
冷房を利用して室温に留意したり、通気性・吸湿性のよい涼しい服装をして、外出時には日傘や帽子で直射日光を避けるなど工夫しましょう。 - こまめに水分補給
喉が渇いたと感じたときには、すでにかなりの水分不足になっていることが多いので、喉が渇いたと感じる前に水分補給をしましょう。特に、運動するときには時間を決めて定期的に水分を摂取することが大切です。 - しっかり食事
暑くてもしっかり食事をとり、水分やビタミン、ミネラルを補給しましょう。 -
年齢も考慮に入れて
発育途中の子どもや体力が衰え始めた高齢者は、特に熱中症になりやすいので年齢を意識して、予防を心がけましょう。
熱中症警戒アラートの発表状況を確認しましょう
中津市では、R6年5月~9月の間に熱中症による救急搬送が162件ありました。熱中症警戒アラートが発表されている日には、外出を控える、エアコンを使用する等の、熱中症の予防行動を積極的にとりましょう!
「熱中症警戒アラート(環境省熱中症予防情報サイト)」とは、熱中症の危険性が極めて高くなると予測された際に、危険な暑さへの注意の呼びかけ、熱中症予防行動をとっていただくよう促すための情報です。熱中症の危険性が極めて高い暑熱環境になると予測される日の前日夕方、または当日早朝に都道府県ごとに発表されます。
<熱中症警戒アラート登録方法>
『環境省熱中症予防情報サイ』
熱中症警戒アラートが発表された日は、なかつメールにてお知らせしています。
『なかつメール』への登録方法
熱中症特別警戒アラート
令和6年4月から、熱中症警戒アラートの一段上の熱中症特別警戒アラート(環境省熱中症予防情報サイト)が新たに創設され、運用が始まりました。都道府県内において、全ての暑さ指数情報提供地点における、翌日の日最高暑さ指数(WBGT)(環境省熱中症予防情報サイト)が35(予測値)に達する場合等に発表します。熱中症特別警戒アラートが発表される場合は、過去に例のない危険な暑さが予測され、人の健康に係る重大な被害が生じるおそれがあります。より一層、熱中症の予防を心がけましょう。
熱中症一時休憩所をご利用ください
大分県では、熱中症予防のため、気温が高くなる時期の間、公共施設や商業施設、薬局、コンビニなどに「熱中症一時休憩所」を設置しています。
「熱中症一時休憩所」とは、エアコンが入っている、座って休憩ができる、水分補給ができる、という3つの要件を満たす、熱中症予防を目的とした休憩所です。暑さが厳しい時には、ポスターやのぼりのある店舗や市内公共施設でひと涼みしましょう。
中津市内の熱中症一時休憩所