公開日 2023年03月31日
中津市は、山国川のめぐみを受け、山・川・海のそろう豊かな自然に囲まれています。水はきれいで、山の幸・川の幸も豊富にそろいます。名勝「耶馬渓」は、日本新三景にも選ばれ、秋には鮮やかな紅葉と耶馬渓溶岩が形成する岩山(岩肌)の数々と相まって、美しい景色を見せてくれます。
豊前海
山口県、福岡県、大分県に囲まれた周防灘(すおうなだ)のうち、中津沖は豊前海と呼ばれています。豊前海は北西の季節風が陸でさえぎられ静かなときが多いのが特徴です。耶馬渓に広がる自然が育んだ、栄養たっぷりの水脈は「山国川」となり、海へ運ばれてゆくことで、鱧(はも)などの魚介類が豊かに育ちやすい環境になっています。
山国川
山国川は長さ56キロメートルと大分県内でも大きな川のひとつで、大分県と福岡県の県境を流れています。水源は山国町の英彦山(ひこさん)の山中にあり、途中で山移川(やまうつりがわ)や跡田川(あとだがわ)などの川が合流し、豊前海へとつながっています。
中津干潟
豊前海の海岸部は遠くの沖のほうまで浅く、「中津干潟」と呼ばれています。大新田(おおしんでん)や東浜(ひがしはま)には「生きた化石」と呼ばれるカブトガニなど多くの生き物が住んでいて、全国的にも数少ない砂と泥がまじった干潟です。また、干潟は渡り鳥のえさ場・休憩場の役割もあります。
八面山
中津市のシンボル的な山で標高は659.4メートル、どの方角から見ても同じ姿に見えます。豊かな緑や四季の色とりどりな自然を見ることができます。また、遊歩道や展望台が整備され、豊前海や中津市街地が一望できます。
耶馬渓
山国川が溶岩台地を深く浸食してつくりだした奇岩の渓谷です。本耶馬渓、深耶馬溪、裏耶馬溪などからなる広大なエリアに、渓谷や珍しい形の岩峰が連なっています。春には新緑、秋には紅葉と美しい景観を見せてくれます。