公開日 2023年03月31日
中津市には、おいしいものがたくさんあります。みなさんもふるさとのおいしいものをぜひ食べてみてください。
中津からあげ
中津市は「からあげの聖地」と呼ばれ、からあげを取り扱うお店が多くあります。行事や食卓には欠かせない中津のソウルフードとなっています。
中津に「からあげ」が根付いているのは、「昔中津にたくさんの養鶏場があり鶏肉の入手が簡単だった」「旧満州からの帰ってきた人たちが中国での食べ方を再現した」「お惣菜店が揚げたてを提供したことが評判となり似たお店が増えた」などが理由だと言われています。
中津からあげは、醤油や塩をベースにニンニクやショウガなど約10種類の調理料を使ったタレに漬け込んだものが多く、タレの作り方や漬け込む時間、隠し味等により様々な味付けがあり、注文を受けてから揚げることで揚げたてを提供しています。また、冷めてもおいしく食べられるような工夫もしているそうです。
ハモ
耶馬渓の恵みを受けて育った豊前海産のハモは「つの字鱧(はも)」などと呼ばれています。ハモには長く硬い小骨がたくさんあるため、皮1枚を残しつつ、身一寸(約3センチメートル)に25筋ほど細かく包丁を入れ、小骨を断つ「骨切り」と呼ばれる特殊な調理を行います。骨切りは、江戸時代に中津の漁師や料理人が生み出し、全国に広まったといわれています(諸説あり)。
すばらしい自然環境と伝統技術により、鱧しゃぶや天ぷら、寿司など、多彩な料理で上品な舌触りと甘みを楽しむことができます。中津の鱧の旬は夏、秋、冬と年に3回。
また、ハモは良質なたんぱく質やビタミン、ミネラルもたっぷりの美容食材。血管や肌の老化を防ぐビタミンAや脂質の代謝を助けるビタミンB2も含まれます。さらに鱧の皮にはコラーゲンも多く含まれており、100グラムあたりのカルシウムは牛乳の約2倍!おいしいだけでなく、美容や健康にもオススメです。
ひがた美人
大分県漁業協同組合中津支店が中心となり、干潟でのカキの養殖に取り組んでいます。生産されたカキは「ひがた美人」という名でブランド化され、国内外各地へ出荷されています。厳しい干潟の環境で育つ「ひがた美人」は、身や貝柱が引き締まり、濃厚な甘みと豊かな豊前海の香りが特徴です。シーズンには、小祝漁港にカキ小屋がオープンします。