【子ども向け】中津の偉人 福澤 諭吉

公開日 2023年03月31日

 中津市にゆかりのある偉人を紹介します。その偉業はみなさんの生活に大きな影響を与えています。

福澤 諭吉(ふくざわ ゆきち) 1835年ー1901年

 江戸末期から明治期の啓蒙思想家(17世紀末から18世紀にかけてヨーロッパで見られた新しい思想)・教育者です。大坂(現在の大阪)の中津藩蔵屋敷(江戸時代に中津藩が年貢米や特産物を販売するために設置した倉庫屋敷)で生まれ、少年時代を中津で過ごしました。初め蘭学を学びますが、英語の必要性を感じてからは英学を学び、江戸幕府が派遣した者と一緒に3度欧米に渡ります。江戸で慶應義塾(けいおうぎじゅく)を創設し、教育や数多くの著書などを通して啓蒙活動を行いました。

著書

  • 西洋事情(せいようじじょう)
  • 学問のすゝめ(がくもんのすすめ) など

福澤諭吉旧居・記念館

 福澤諭吉旧居は、福澤諭吉先生が19歳で長崎に勉強をしに行くまで幼少青年期を過ごした家で、庭には自ら改造し勉学に励んだ土蔵が残っています。
 また隣接する福澤記念館には、「学問のすゝめ」初版本をはじめ福澤諭吉の書・手紙・写真などのほか、一万円札の1号券(A000001B)などが展示されています。

福澤旧居

不滅の福澤プロジェクト

 福澤諭吉先生は、昭和59年から40年にわたって“壱万円札”の肖像として親しまれてきました。令和6年の肖像交代をきっかけに、中津市では様々な団体等と協力し、「不滅の福澤プロジェクト」を立ち上げ、福澤先生の偉業を後世に伝えるための取り組みを行っています。
 詳しくは、不滅の福澤プロジェクト特設サイトをご覧ください。

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