令和6年10月16日水曜日、“住民型有償サービス小楠さんくすサービス”の家で共用して活動されていらっしゃる“地域サロン百歳”を訪問しました。

令和3年にサロンを立ち上げられ、8名のボランティアの方が活動される中、小楠校区のご高齢ご夫婦、一人暮らしのご高齢の方15名が利用されていらっしゃいます。

活動の始めには、ボランティアの方が皆さんの血圧や脈拍を図りながら、体調管理に気を配られています。テーブルを囲んでお手玉や折り紙なども習い、お話もされながら穏やかに過ごされています。

皆さんが揃ったところで、声を出して滑舌や脳のトレーニングを行い、DVDを見ながら手足の体操をしました。昼食はボランティアの方が栄養も考えてくださって、温かみがある家庭料理を振舞ってくださいました。また、おやつもあるそうです。

午後からは皆さんでピンポンゲームを楽しみ、卵ケースにピンポン玉がいくつ入るかの競技で、「頑張れ」「もう少し」等の応援の声も飛び交い、楽しい雰囲気でした。

参加者より、「サロンに集まって皆と話すと、同じことを話しても聞いてくれる。家族だと、もうその話は聞いたと言って聞いてくれない」「サロンの料理は美味しい」「家の中ではテレビを見ているだけで、誰とも話さない。ここに来ると話ができて楽しい」等のお話も伺いました。

サロンでは年2回、春と秋にお出かけもあり、遠足気分で公園に行き季節を楽しみ、また近くの保育園児たちと遊ぶ交流会もあるそうです。「孫やひ孫たちと遊んでいるようで、楽しい」「ここに来ると元気になる」とおっしゃられていました。

何よりボランティアの方々が、ご高齢者の居場所作り、居心地のいい環境作りを目指して活動されていらっしゃいます。