初期臨床研修
臨床研修管理委員長のメッセージ
臨床研修制度が始まってから現在まで、中津市民病院で臨床研修の責任者として様々な研修医を見てきました。その中で思うことは、同じ研修医は一人としていないということです(当たり前のことではありますが)。これに対して臨床研修プログラムは同じものしかない。厚労省からの縛りがあるので、大きく変えられないプログラムの中で、どうやって研修医の個性を伸ばすかということを考えながら指導をしています。積極的な人、内気な人、物覚えの良い人、ゆっくり物事を考える人、行動が先に出る人、勉強好きな人、体を動かすのが好きな人・・・それぞれに合った研修の仕方があるはずです。250床という病床数、周囲に大病院がないという症例の数と種類の多さ、院長をはじめ各医師、看護師、パラメディカル等の協力と寛容さ、そんなものが当院の研修の柔軟性を生んでくれていると思います。当院の卒業生の中には、専門医試験で優秀な成績を残している医師がいます。かと思えば、医者を辞めて医学塾の講師になったり、夢を追い求めて芸人になったりと千差万別(もちろん、普通の医師もいます)。皆さんがどんな医師になるかは初期研修の二年間で大きく左右されるはずです。その二年間をどう過ごすか、一緒に考えてみませんか? |
臨床研修管理委員長 福山 康朗
初期臨床研修のご紹介