公開日 2015年05月13日
更新日 2020年12月02日
「中津市木村記念美術館」は、平成元年に医師:木村又郎氏によって設立された私設美術館を中津市が購入・整備した美術館で、平成22年10月に市の常設展示施設としてオープンしました。日本を代表する洋画家:中山忠彦の絵画をはじめ所蔵品の多くは中津市に寄贈されたものです。
中津市は、古くから芸術活動が盛んな土地柄で、これまでに多くの画家を輩出してきました。美術館では、市が所蔵する中津出身画家の作品や中津にゆかりの深い美術品を紹介します。収蔵品については、テーマや企画内容に応じて定期的に作品を入れ替えながら展示を行ないます。
美術館の建物は、コンクリートの打ちっぱなしに和の素材を取り入れたデザインで、京都の「細見美術館」などを手がけた建築家:大江匡氏の設計によるものです。“和”と“洋”が調和した近代的な建物からは、ガラス越しに四季の変化を感じることができます。また、規模としては小さいながらもコンパクトにまとまった展示空間では、作品をより身近に感じていただけます。
隣接する小幡記念図書館では、「アートスペース中津」という展示コーナー(無料)で定期的に美術に関する展示を行なっているほか、図書館ホール(研修室)では年に1度大規模な企画展を開催しています。また、近隣には歴史民俗資料館や福澤旧居など歴史文化施設が集中していますので、美術館とあわせてご利用ください。
美庵
美術館一階には、無料休憩処『美庵(びあん)』があります。2015年10月にオープンした『美庵』は、どなたでもご利用できる無料休憩スペースです。『美庵』には、美術雑誌や作品図録などの美術に関する本を置いており、スペース内で自由にご覧いただけます。また、一杯100円でホットコーヒーや紅茶を販売しています。コーヒーや紅茶で一息つきながら、読書を楽しむこともできます。観光の途中のちょっとした休憩や、美術館観覧後のひと時など、どうぞ『美庵』でお過ごしください。
なお、『美庵』開館時間、休館日は美術館と同じです。美術館が臨時休館時も、同じく休館となりますのでご了承ください。